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バラのシーズン開幕!滋賀「ローザンベリー多和田」で自然の美と英国の食も楽しもう
滋賀県米原市にある英国式庭園「ローザンベリー多和田」が、2025年5月14日(水)からバラシーズンを迎えます。開拓から23年目を迎える同施設は、「第20回世界バラ会議福山大会2025」のポストツアー先にも選ばれた注目スポット。約400種類のバラと宿根草が織りなす美しいイングリッシュガーデンで、特別な「朝バラガーデン」イベントや、英国老舗紅茶「ファーラーズ」を使った本格的な英国スイーツも楽しめます。
ローザンベリー多和田とは
「ローザンベリー多和田」は、ひとりの女性が「いつか自分の庭を造りたい」という夢を実現させた場所です。2003年に当時は採石場だったこの地と出会い、開拓が始まりました。背丈ほどの草が生い茂り、掘れば岩盤にぶつかるような厳しい環境からのスタートでしたが、8年もの歳月をかけて少しずつ形になり、2011年についにオープンを迎えました。
現在では年間約25万人が訪れる人気観光スポットとなり、バラと宿根草のイングリッシュガーデンを中心に、「ひつじのショーン ファームガーデン」や季節の野菜収穫体験、BBQ、カフェなど多彩な楽しみ方ができる複合型観光施設として親しまれています。
バラと宿根草の庭の魅力
ローザンベリー多和田の最大の魅力は、英国の伝統的なガーデンスタイルを取り入れたイングリッシュガーデンです。日本ではまだ数少ない本格的なイングリッシュガーデンとして、海外からも注目を集めています。
メインエリア「バラと宿根草の庭」
メタセコイヤや枝垂れカツラ、フラミンゴカエデ、菩提樹などの緑豊かな木々に囲まれたメインガーデンには、約400種類のバラが植えられています。これらのバラは、あえて低く管理されているため、近くで花を観察したり香りを楽しんだりすることができます。
特に黄色系と赤系のバラでは香りが全く異なり、一つひとつの花の個性を五感で楽しめるのが特徴です。クレマチス、ハナショウブ、ルリトラノオなど多種多様な宿根草(ペレニアル)との調和が、まるで絵画のような風景を作り出しています。
人気のエリア「ローズガーデン」
イギリスの伝統技法「ドライストーンウォーリング」の石積みに囲まれたローズガーデンには、約60種類のイングリッシュローズを中心に植栽されています。ブルーを基調としたブルーサルビアやラベンダー、ハーブなどが一緒に植えられ、色とりどりのバラを引き立てる工夫がされています。
イングリッシュガーデンの特徴である「自然な雰囲気を楽しむ庭」の精神が感じられるエリアで、手入れをしているのに自然風に見せる絶妙なバランスが魅力です。
貴重な野生種に出会える「アジアンローズガーデン」
バラ研究家の上田善弘氏が収集した中国、ラオス、インドの貴重な野生種を中心に植栽したエリアです。四季咲きの現代のバラの起源となる中国の栽培バラや、さらにその基となる中国の野生のバラをメインに植栽されています。
バラの歴史や進化を学べる貴重なスポットで、2025年「第20回世界バラ会議福山大会2025」の世界バラ会議推進プロジェクトマネージャーを務める上田氏の専門知識が活かされた空間となっています。
神秘的な「朝バラガーデン」イベント
2025年5月14日(水)から6月1日(日)まで、特別イベント「朝バラガーデン」が開催されます(火曜日・5月28日は除く)。通常の開園時間前の7時から9時30分(最終受付9時)に限定公開されるこのイベントでは、朝日に照らされたバラの姿を楽しむことができます。
朝露に濡れたバラの花びらや、朝日が差し込む神秘的な風景は、通常の時間帯とは全く異なる魅力があります。普段は持ち込みできないカメラの三脚も、このイベントだけは利用可能なので、写真愛好家にもおすすめです。
入場料は早朝入園料として、おとな(中学生以上)1,200円、こども(4歳以上)600円、3歳以下は無料となっています。
英国の味を楽しむ「TEA PASTRIES」
ローザンベリー多和田では、2023年春にグランドオープンした本格パティスリーブランド「TEA PASTRIES」(ティーペイストリーズ)で、英国の味を堪能できます。テーマは「最高のティータイム」。イングリッシュガーデンに併設された店舗では、紅茶の本場イギリスの世界遺産にあるティーハウスの紅茶と、オリジナルレシピのスコーンをはじめとした季節や花をテーマにした焼き菓子を楽しめます。
世界遺産の地から届く「ファーラーズ」の紅茶
「TEA PASTRIES」では、イギリス湖水地方の老舗ティーハウス「Farrer’s(ファーラーズ)」の紅茶を日本で初めて独占契約し提供しています。ファーラーズの「イングリッシュブレックファストティー」は、深い黄金色の豊かなコクが特徴で、朝の一杯に最適な紅茶です。
特に人気の「レイクランドスペシャル」は、湖水地方の名前を冠したシグネチャーブレンドで、心地よい渋みと甘みが特徴。ミルクを加えると絶妙な味わいになります。お客様からは「とても美味しく、後味に苦みがない」「家族や友人にも好評」といった声が寄せられています。
季節限定のローズスイーツ
バラシーズンに合わせて、「TEA PASTRIES」では特別なローズスイーツが登場。バラの香りを閉じ込めた「ローズミルクティー」は、ファーラーズの紅茶とバラのハーモニーが絶妙な一品。
また、バラの季節限定の「ローズスコーン」は、ほのかなバラの香りと上品な甘さが特徴で、ジャムとクロテッドクリームを添えた本格的な英国式の「クリームティー」として楽しめます。
さらに、「季節限定ローズアフタヌーンティー」では、ローズスコーンやローズケーキ、レモンドリズルケーキなど、バラをテーマにした様々なスイーツとファーラーズの紅茶を一度に楽しむことができます。
店内には一際大きなカウンターがあり、ケーキドームに入ったスコーンなどのお菓子が並び、お菓子と合わせて楽しめる多彩なティーメニューが用意されています。テイクアウトや紅茶商品の物販もあるので、お土産や贈り物としても最適です。
また、イギリスで実際に使用されていた2階建てのロンドンバスや、ローズガーデンを見渡せるテラス席も利用できるため、まるでイギリス旅行に来たような気分を味わえます。
CHEF’Sの英国ブレックファスト
園内のレストラン「CHEF’S by ROSA&BERRY」では英国らしいイングリッシュブレックファストスタイルのビュッフェメニューを提供(5月17日~26日 ※火曜は除く)。ファーラーズの紅茶とともに、素敵な朝食時間を楽しめます。
また、ランチメニューのオプションとして、ひとり1,000円でスイーツ&ドリンクビュッフェも追加できます。10種類以上の「TEA PASTRIES」の手作りスイーツや、ファーラーズの紅茶などが心ゆくまで楽しめます。
施設情報とアクセス
- 所在地
- 滋賀県米原市多和田605-10
- 営業時間
- 10時〜17時(冬季は16時まで)
- 休園日
- 毎週火曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
- 入園料
- 大人1,900円、小人(4歳以上)1,000円、3歳以下無料 ※シーズンにより料金変動あり
- アクセス
- JR米原駅から路線バス「米原多和田線」で約30分 / 北陸自動車道 米原ICから約10分
滋賀県米原市にある「ローザンベリー多和田」は、一人の女性の夢から始まり、23年の歳月をかけて育まれてきた本格的なイングリッシュガーデンです。約400種類ものバラと宿根草が織りなす美しい風景は、海外からも注目される価値ある庭園として認められています。
2025年5月から始まるバラシーズンは、イングリッシュガーデンの魅力を最大限に感じられる特別な時期。朝バラガーデンイベントでは朝日に照らされた神秘的なバラの姿を楽しめるほか、「TEA PASTRIES」では英国湖水地方の老舗ティーハウス「ファーラーズ」の紅茶と、バラをテーマにした季節限定スイーツで本格的な英国のティータイムを体験できます。
英国の庭園文化や食文化に触れたい方、写真撮影を楽しみたい方、そして心安らぐ時間を過ごしたい方にとって、ローザンベリー多和田は必見のスポットです。バラが最も美しく咲く5月から6月にかけて、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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