1週間限定上映中のロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』が絶賛の嵐！今シーズンのフィナーレをお見逃しなく

世界最高の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」で上演されたバレエとオペラの舞台を映画館で体験できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン」。その中でも、チャイコフスキー三大バレエの傑作『眠れる森の美女』が8月25日（金）から1週間限定で公開され、観客から絶賛の声が続々と上がっています。この上なく美しく華麗な旋律によるグランド・バレエの代表的な作品を、今シーズンのバレエのフィナーレとしてお見逃しなく！

『眠れる森の美女』とは

チャイコフスキー三大バレエの中でも、巨匠マリウス・プティパがチャイコフスキーと密接に協力して細部まで注文し、振付と音楽が完璧にマッチした比類なき傑作『眠れる森の美女』。第二次世界大戦中、避難所に使われていたコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスが、再開した際に初演され、劇場の眠りを覚ませた、この上なく美しく華麗な旋律によるグランド・バレエの代表的な作品です。

物語は、王子と王女が出会い、愛を育むまでを描きます。国王フロレスタン24世とお妃は、生まれたばかりのオーロラの洗礼式に妖精たちを招きますが、邪悪な妖精カラボスは洗礼式に招かれなかったことに激怒。洗礼式に招かざる客として割り込んだカラボスは、オーロラは糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけました。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈ります。それは、オーロラは死にませんが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。

オーロラの16歳の誕生日に、4人の王子たちが求婚しにやってきます。禁止されている糸紡ぎを使っていた女性たちが捕まりますが、お妃のとりなしで無罪放免に。好奇心旺盛なオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺してしまいます。オーロラは深い眠りに落ち、城全体も共に眠るのでした。

100年後、狩りに出かけたフロリムント王子は、リラの精にオーロラ姫の幻影を見せられ、魅了されます。王子はリラの精に導かれて深い森に隠れた城を見つけ、キスでオーロラを目覚めさせました。邪魔をしようとしたカラボスは打ち負かされます。おとぎ話の登場人物たちが駆けつけて、ふたりの華麗な結婚式が開かれたのでした。

観客から絶賛の声

一足先に鑑賞した観客からは、絶賛の声がSNS上でも次々とあがっています。

伝統と洗練が融合した、これぞグランド・バレエと思わせる厚みのある舞台を堪能。

ロイヤル・バレエのシネマ、幕間に入れる解説、リハ映像、ダンサーインタビューなどの構成がとても良い。ライトな層からコアなファンまで、ふんふんなるほどと思える内容で、非常にバランスが良い印象。解説、コメントするダーシー・バッセルと司会者の盛り上げ方もうまい。

団員全員の熱意が笑顔にあふれていて美しい。カラボスダンサーはこの役10年と。流石磨かれた素晴らしい悪です。舞台の幕が降りるのが、名残惜し過ぎて、今だふわふわな夢心地です。

こういうプロダクションが映画館の大画面といい音響（←これ大事！）で観られるのは、シネマシーズンならではですね。バレエ団の総合力が発揮された公演をぜひ！

昔にバレエを習っていて、妖精の役を2役やったこともあり、ほんとに大好きな作品です。これを機にまたバレエにハマりそうです。