『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』が2026年1月16日公開決定、15年の歴史に幕を下ろすシリーズ完結作

『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ポスター

エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞した英国貴族ドラマの金字塔『ダウントン・アビー』シリーズの映画第3弾『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』(原題:Downton Abbey: The Grand Finale)が、2026年1月16日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開されることが決定しました。2010年の放送開始から15年にわたり世界200か国以上で愛されたシリーズの最終章が、ついにスクリーンで完結します。




15年にわたり世界を魅了した英国貴族ドラマの完結編

20世紀初頭のヨークシャーにある架空のカントリー・ハウス「ダウントン・アビー」を舞台に、貴族クローリー家とその屋敷で働く使用人たちの人生を描く本シリーズ。1912年のタイタニック号沈没から第一次世界大戦、スペイン風邪、アイルランド独立戦争を経て1925年まで、時代の変化と英国貴族たちのドラマを優雅に映し出してきました。

2010年9月26日から2015年12月25日までITVで放送された全6シーズン・全52エピソードは、エミー賞やゴールデングローブ賞など数々の栄誉を獲得し、ギネス世界記録に「最も評価を受けたテレビシリーズ」として認定。2019年に劇場版第1作が公開されて社会現象を巻き起こし、2022年には第2作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』が公開されています。

本作『グランドフィナーレ』は劇場版第3作目にして、15年にわたるシリーズの最終章。TVシリーズの生みの親ジュリアン・フェローズが脚本を担当し、時代はついに1930年代に突入します。



1930年代ロンドンを舞台にシリーズ最大のスキャンダルが描かれる

本作の舞台は1930年。クローリー家とダウントン・アビーの使用人たちは、きらびやかな夏の社交シーズンをロンドンで迎えます。ロイヤル・アスコット、チェルシー・フラワー・ショー、ヘンリー・レガッタといった社交界の真骨頂「ロンドン・シーズン」で、贅を極めた映像が展開されます。

しかし長女メアリーの離婚スキャンダルが報じられ、社交界と屋敷に激震が走ります。社交界から締め出されたメアリーの前に現れたのは、ニューヨーク出身の財務アドバイザー、サム・ブルック。彼は母コーラの弟ハロルドが遺産を投資で失ったことを告げ、財政難に苦しむダウントンを救うためロンドンの社交用別荘の売却を提案しますが、父であるロバート・クローリー伯爵は英国貴族としてのプライドをかけて猛反対します。

 

階下では料理長パットモアの引退が迫り、助手のデイジーが晩餐会を取り仕切ることになります。さらにデイジーは亡きバイオレットの意志を継いで農業フェスの実行委員に推薦され、多忙な日々を送ります。元執事のトーマスが大人気俳優・脚本家のノエル・カワードたちとともにダウントンへ招かれ、再び階下を訪れるシーンも描かれます。



マギー・スミス追悼作として特別な意味を持つ作品

2008年のTVシリーズ企画から制作チームを率いてきたプロデューサーのギャレス・ニームは、「先代伯爵夫人バイオレットの並外れた人生に美しい幕を引いた第2作で完結とせず、第3作では他の登場人物たちの人生に深く踏み込み、次の世代へ『ダウントン』がどう受け継がれていくかを描いた」と説明しています。

バイオレット役を演じたマギー・スミスは、2024年9月27日にロンドンで89歳で逝去しました。第2作と第3作の間に彼女が亡くなったことで、本作は特別な感傷のある作品として完成しました。

マギー・スミスは『ダウントン・アビー』でエミー賞助演女優賞を受賞し、シリーズ全体でもエミー賞6冠、ゴールデングローブ賞作品賞を獲得するなど高い評価を受けてきました。英国を代表する大女優の遺作のひとつとして、本作は世界中のファンにとって特別な意味を持つ作品となります。



シリーズの生みの親ジュリアン・フェローズが脚本を担当

本作の脚本はシリーズの生みの親ジュリアン・フェローズが担当し、監督は前作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』に続きサイモン・カーティスがメガホンを取ります。プロデューサーはギャレス・ニームとリズ・トルブリッジが務めます。

出演陣はヒュー・ボネヴィル、ミシェル・ドッカリー、ローラ・カーマイケル、ジム・カーター、ラケル・キャシディ、ブレンダン・コイル、エリザベス・マクガヴァンなど、おなじみの豪華キャストが再集結。ゲスト出演としてアレッサンドロ・ニヴォラ、ドミニク・ウェスト、サイモン・ラッセル・ビールらが参加します。



ポスターと予告編が公開

ポスターヴィジュアルでは、夕日を背景に屹立する荘厳なダウントン・アビーと、真っ赤なドレスをまとった長女メアリーを中心にクローリー家と使用人たちが大集合しています。「ついにお別れの時が参りました。共に過ごした日々を胸に、最後のひとときをご一緒ください。」というコピーが添えられ、どこか感傷的な雰囲気が漂います。

予告編は美しく着飾ったクローリー家がロイヤル・アスコットの会場に現れるシーンから華々しくスタート。しかしメアリーの離婚スキャンダルが報じられ、会場は騒然。「ダウントン・アビーの未来は、今やメアリーにかかっている」というグランサム伯爵の一言と、今は亡き先代伯爵夫人バイオレットの肖像が映し出されます。屋敷の壁面にキスを送る伯爵の姿は、とうとう訪れるダウントン・アビーとの別れの瞬間を予感させます。



時代の変化とともに受け継がれる伝統と革新

本作は変わりゆく時代の中で確かに受け継がれていく伝統と、挑戦から生まれる革新を描きます。ダウントン・アビーへの愛が次の世代へとバトンを繋いでいく様子が、誇り高き彼らが下した「最後の決断」として展開されます。

英国では2025年9月12日に公開され、初週末で興行的にも成功を収めました。世界中のファンが涙したシリーズ完結編を劇場で体験する機会をお見逃しなく。

公開情報

 

『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ポスター

 

監督
サイモン・カーティス
脚本
ジュリアン・フェローズ
出演
ヒュー・ボネヴィル、ローラ・カーマイケル、ジム・カーター、ラケル・キャシディ、ポール・コプリー、ブレンダン・コイル、ミシェル・ドッカリー、ケヴィン・ドイル、マイケル・フォックス、ジョアンヌ・フロガット、ポール・ジアマッティ、ハリー・ハッデン=パトン、ロブ・ジェームズ=コリアー、アレン・リーチ、フィリス・ローガン、エリザベス・マクガヴァン、ソフィー・マクシェラ、レスリー・ニコル、ダグラス・リース、ペネロープ・ウィルトンほか
ゲスト出演
アーティ・フラウスハン、アレッサンドロ・ニヴォラ、ジョエリー・リチャードソン、サイモン・ラッセル・ビール、ドミニク・ウェスト
作品情報
2025年 / イギリス映画 / 124分 / 英語 / 原題:Downton Abbey: The Grand Finale
公開日
2026年1月16日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国順次ロードショー
配給
ギャガ

©2025 FOCUS FEATURES LLC.ALL RIGHTS RESERVED

 

Link

https://gaga.ne.jp/downton_abbey_the_grand_finale/

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