Netflix映画『ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男』3月公開|予告編&サントラ情報公開

PEAKY BLINDERS

英国発の人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ(Peaky Blinders)』の映画版『ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男』が、3月6日(金)より海外の一部劇場で公開され、3月20日(金)にNetflixで配信開始されます。予告編とオリジナルサウンドトラックの詳細が2月19日(木)に発表され、シリーズのファンから大きな注目を集めています。




ピーキー・ブラインダーズ映画版『不滅の男』の概要

By order of the Peaky Blinders... Tommy Shelby is back. Production officially starts on the upcoming Netflix film.

『ピーキー・ブラインダーズ』は2013年にBBCで放送が始まり、第1次世界大戦後のバーミンガムを舞台にシェルビー一家の興亡を描いたクライムドラマシリーズです。2022年のシーズン6で幕を閉じた後、映画化が待望されていました。今回の映画版はシリーズ最終話から数年後を舞台に、新たな章を描きます。

舞台は1940年のバーミンガム。第2次世界大戦の混乱のなか、トミー・シェルビーは自ら選んだ追放生活から引き戻され、これまで最も破壊的な試練に直面します。家族と国の未来を賭けた戦いのなかで、自らの内なる闇と向き合い、その遺産を受け継ぐか、それとも灰燼に帰すかを選択しなければなりません。

Cillian Murphy and Steven Knight - Final

キリアン・マーフィとスティーヴン・ナイト

脚本はシリーズ原作者のスティーヴン・ナイトが手がけ、監督は『ワイルド・ローズ』などで知られるトム・ハーパーが務め、BBC Filmとの共同制作となります。ナイトは「英国が戦争状態にあるなかで、もちろんピーキー・ブラインダーズも戦争に臨む。一切の容赦はない。これがピーキー・ブラインダーズの、本気の戦いだ」と語っています。



キャスト|キリアン・マーフィーほか豪華陣が集結

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主演のトミー・シェルビー役には、アカデミー賞受賞俳優のキリアン・マーフィーが続投します。マーフィーは「どうやらトミー・シェルビーは、まだ私を手放してくれなかったようだ。スティーヴン・ナイトとトム・ハーパーと共に、映画という形でピーキー・ブラインダーズに再び携われることをこの上なく光栄に思う。これはファンに捧げる一本だ」とコメントしています。

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映画版で注目される新キャストのひとりが、アカデミー賞ノミニーのバリー・キオガンです。シーズン6で初登場したトミーの非嫡出子デューク・シェルビー役を演じ、劇中では7年の歳月が経ったバーミンガムでピーキー・ブラインダーズを取り仕切っています。

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また、英国ファシズムの支持者ベケット役にはアカデミー賞ノミネートのティム・ロスが扮し、ドラマシリーズでも描かれたファシスト勢力との対立が映画版でも大きなテーマとなります。

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さらに、ドラマ『アドレセンス』でプライムタイム・エミー賞を受賞したスティーヴン・グレアムがヘイデン・スタッグ役で出演。『デューン』シリーズのレベッカ・ファーガソンも謎めいた新キャラクターとして登場し、「あなたは自らの王国を、そして息子を捨てた」とトミーに告げる場面が予告編でも印象的に描かれています。

主なキャストは以下のとおりです。

  • キリアン・マーフィー:トミー・シェルビー役
  • バリー・キオガン:デューク・シェルビー役
  • レベッカ・ファーガソン:謎の新キャラクター役
  • ティム・ロス:ファシスト支持者ベケット役
  • ソフィー・ランドル:エイダ・シェルビー役
  • スティーヴン・グレアム:ヘイデン・スタッグ役
  • ネッド・デネヒー、パッキー・リー、イアン・ペック、ジェイ・ライカーゴほか



予告編の見どころ|トミー・シェルビーの「帰還」

2月19日(木)に公開された予告編では、かつての栄光を失い、荒廃した大邸宅に閉じこもるトミーの姿から幕を開けます。「かつて、俺はすべてを手に入れかけた。でも“かけた”では意味がない」というトミーの独白が、この映画の核心を端的に示しています。マーフィーは「彼は打ちひしがれた状態にある。薬で紛らわし、自ら作り上げた煉獄のような生活を送っている。生きているとも死んでいるとも言えない、中間の状態だ」と役柄を語っています。

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予告編のクライマックスでは、トミーが「ガリソン・パブ」に足を踏み入れ、かつての存在感を取り戻そうとする姿が描かれます。スティーヴン・グレアム演じるヘイデン・スタッグが「あんたにはもう関係ない戦争だと、そう決めたと聞いたが」と問いかけると、トミーは「今はそうだ」と静かに答えます。



サウンドトラック|ニック・ケイヴ新録音版ほか注目曲が勢揃い

 

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映画のサウンドトラックは3月6日(金)にRCA Records UKからリリースされます。スコアはドラマシリーズから引き続きアントニー・ジェンとマーティン・スラタリーが担当し、フォンテインズD.C.のグリアン・チャッテンとエイミー・テイラー(アミル・アンド・ザ・スニッファーズ)によるオリジナル楽曲ほか全36曲が収録されます。

映画の予告編でも使用されている先行シングル「パペット(Puppet)」は、2月18日(水)に先行リリースされました。グリアン・チャッテン、アントニー・ジェン、マーティン・スラタリーの3名による共作で、チャッテンがヴォーカル・ピアノ・ベースギターを担当し、アントニー・ジェンがエレキギター・プロデュース、マーティン・スラタリーがドラム・プロデュースを担当しています。シンセサイザーとオーケストラが絡み合う緊張感に満ちたサウンドで、マーフィーも「グリアンのような人物がピーキーのサウンド・ランドスケープに加わってくれたことを嬉しく思う。音と映像が融合したとき、シーンの感情を乗せて走るような特別なものになった」と絶賛しています。

ドラマシリーズの象徴的な楽曲として知られるニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの「レッド・ライト・ハンド」新録音版も収録されるほか、チャッテンとアイルランドのバンド、ランクムとのコラボレーション「ハンティング・ザ・レン(ザ・イモータル・マン・ヴァージョン)」、そしてマッシヴ・アタックのカヴァー2曲(チャッテン版とガール・イン・ジ・イヤー・アバヴ版)も含まれます。



英国クライムドラマの金字塔が映画で新たな局面へ

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「ピーキー・ブラインダーズ」はドラマシリーズとして6シーズンにわたって放映され、英国のみならず世界中で熱狂的なファン層を獲得してきました。映画版では第2次世界大戦という歴史的転換点を舞台に、トミー・シェルビーの個人的な贖罪と家族の命運が描かれます。ファシズムの台頭という実際の歴史的背景をドラマに織り込む手法は、シリーズを通じて高く評価されてきた要素のひとつです。

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映画が舞台とする1940年のバーミンガムは、ナチス・ドイツによる大規模空襲「ブリッツ(Blitz)」に晒されており、市民生活は極度の緊張下に置かれていました。バーミンガムはスピットファイア戦闘機の生産拠点でもあったため、ドイツ軍の重点的な攻撃目標となっており、街そのものが戦場と化していた時代です。こうした実際の歴史的背景が映画の緊迫感をさらに深いものにしています。

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また、1930年代から英国ではオズワルド・モズレーが率いるイギリスファシスト連合(British Union of Fascists)が台頭し、ナチス・ドイツとの親和性を公然と示しながら勢力を拡大していました。ドラマシリーズでもモズレーはトミーの最大の政治的敵として描かれており、映画版でティム・ロスが演じるファシスト支持者ベケットは、こうした英国ファシズムの系譜に連なるキャラクターとして位置づけられます。

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ティム・ロス演じるベケットについて、ロスは「ファシズムはさまざまな仮面をつけてやってくる。彼は非常に穏やかで理性的に見える。それがより恐ろしい存在感を生み出すと思った」と語っており、表面上は紳士的なファシスト支持者という新たな脅威がシリーズに新鮮な緊張感をもたらすことが期待されます。映画版が劇場・Netflix双方でどのような評価を受けるかに、国際的な注目が集まっています。

Netflix『ピーキー・ブラインダーズ: 不滅の男』3月20日(金)より独占配信開始

Text by British Culture in Japan編集部

 

Link

https://www.netflix.com/title/81319485

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