エディンバラ~ダンディー~グラスゴーを巡るプレスツアー日記・3日目

英国政府観光庁の招待で9月12日よりエディンバラ~ダンディー~グラスゴーを巡るプレスツアーに参加しました。その3日目の様子をフォトダイアリーとしてお伝えします!

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2日目のフォトダイアリーはこちらから

 

 

3日目の朝食は宿泊先の「ホテル・インディゴ・ダンディー」内の「Daisy Tasker」で。食べ終わったらすぐに本日午前中の目的地である「Hospitalfield」へ。

 

 

 

Hospitalfieldはダンディー中心部から車で30分ほどのアンガスのアーブロースにあります。13世紀に病院として設立されましたが、19世紀にHospitalfieldを買い取った画家、建築家のパトリック・アラン・フレイザーがギャラリー及び若い芸術家をサポートする施設として生まれ変わりました。現在も同様に運営されています。

 

 

4月から9月までの春夏限定ですが、水曜日~土曜日の11時から16時までカフェが営業。スコットランド産の食材を使ったランチや紅茶、コーヒーを楽しめます。

 

 

まず案内されたのは中庭で、ハドック(モンツキダラ)の燻製を五世代にわたって作り続けているイエイン・R・スピンクさんがその伝統製法を実際に見せてくれました。

 

 

 

この樽の中にハドックを吊るして40分燻製。

 

 

 

 

40分後にはとても香ばしいハドックの燻製が出来上がり。できたてをいただきましたが、燻製の香りが鼻を通り抜け、なんとも言えない味わいでウイスキーと一緒に食べたくなりました。

 

 

昔から変わらない製法で燻製が作られているのがわかりますね。ホームページで通信販売もされていますが、残念ながらイギリスとアイルランド以外は発送不可とのこと。ぜひ、現地で味わってみてください。

 

 

中庭で建物についての説明を受けたあと、カフェでブランチが用意されているとのことで移動。2時間前くらいに朝食を食べたばかりだったので、みんなびっくりしていましたが、せっかくなのでいただきましょうということに。

 

 

 

 

 

お腹いっぱいじゃなければ、もっと食べたかったのに~! と悔しくなるほど、素材の味が活かされたメニューで特に写真右奥のクレープが美味でした。

 

 

満腹になったところで、アーティストたちの活動を支援するスタジオへ。長い年月を経た建築がこうして現在も使われていることに感慨を覚えます。

 

 

 

彼女はZINEを製作中のようでした。

 

 

続けてギャラリーとなっている館内へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中世、近世の美術や調度品の中に現代の作品が忍ばせるように展示されていたのが印象的で、時間が止まったかのようなHospitalfieldの中でアートだけが時計の針が進んで現在の感性とつながっているという意思みたいなものを受け止めました。建築、美術だけでなく、フードも楽しめるHospitalfield。少し足を伸ばしてみる価値は大いにある施設です。

 

 

Hospitalfieldの後はダンディーからバスで10分ほどのブローティ・フェリー地区へ。15世紀に完成したブローティ城を眺めながら、どこまでも続くテイ川河口の砂浜を散策しました。

 

 

アートかなと思いましたが、ただのブイでした。休日になるとこの海辺での時間を楽しんだり、ブローティ・フェリー中心部のパブでクラフト・ビールやカレンス・スキンクを味わったりするのがダンディー市民の定番になっているそうです。

 

 

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カレンス・スキンクとは直訳すると「カレンのトカゲ」。トカゲを出汁にしたスープではないのでご安心を。スコットランド北部のカレン村発祥の名物料理で、ハドックの燻製にジャガイモとたまねぎを煮込んだ濃厚な味わいのクリームスープです。

 

 

腹ごなしで歩いたりしたのですが、まだ満腹感あるままランチへ。ここ「The Tayberry」は若きシェフのアダム・ヌートさんが腕を振るうモダン・スコットランド料理のレストラン。

 

 

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さすがに前菜とメインの組み合わせはきつかったので、泣く泣く前菜とデザートだけに。

 

 

 

 

 

窓からテイ川が見えるロケーションも、繊細な味わいも最高のレストランでした。午後にはジンを楽しめるタヌーンティーも。予約必須の人気店です。

 

 

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残念ながらレストランで食事をしている時から雨が降り出してきました…食後はこの高速ゴムボートに乗って、V&Aダンディーを川側から眺める予定だったのですが…

 

 

でも、せっかくここまで来たのだから! と思い切って乗船。男なんだから前に乗りなさいということで、雨をもろに受ける最前列に(汗)。

 

 

びしょ濡れになって、みんなもう何でも来いとばかりにテンションが高くなって叫びまくりながらV&Aへ到着。

 

 

陸側からは観られない建築の美しさをじっくりと楽しむことができました。ちなみに、この「Pirate Boat」は晴れていたら、こんなに最高です。

 

 

ボートを降り頃には雨も上がって、晴れ間がのぞくように。近くのパブであたたかい紅茶を飲んで、いったんホテルへ。少ししてから、V&Aダンディーのオープンを祝う「3D Festival」に行きました。

 

 

V&A前のスレッサー・ガーデンズで開催された無料のフェスティヴァルで、少中高生によるダンスなども行なわれる一方、ダンディー出身の女性シンガーであるビー・シャーロット、2018年のサマーソニックにも出演したグラスゴー出身のルイス・キャパルディ、そしてスコットランドが誇るバンド、プライマル・スクリームが出演。

 

 

ニコラ・スタージョン スコットランド首相も臨席されていて、写真撮影や握手に気軽に応えていました。

 

 

 

 

ダウンを着てないと寒いほどでしたが、やはりビールとフィッシュ&チップスは欠かせません!

 

 

 

ヘッドライナーはもちろんプライマル・スクリーム。名作『スクリーマデリカ』からの曲はもちろん、リリースを控えていた『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ – オリジナル・メンフィス・レコーディングス -』でのヴァージョンによる「ジェイルバード」と「ロックス」も演奏。後日、ヴォーカルのボビー・ギレスピーに取材した際に、この日のライヴを観たことを伝えると大層喜んでくれました。

 

 

プライマルのライヴが終了すると背後のV&Aダンディーが光り始め、DJがブロンスキー・ビート(ジミー・ソマーヴィルはグラスゴー出身)の「スモールタウン・ボーイ」をプレイ。スコットランドゆかりのダンス・ミュージックが流れる中、花火も打ち上げられて、フェスティヴァルは幕を閉じました。

 

 

4日目に続く。

 

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