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オジー・オズボーン展覧会がバーミンガム博物館で2026年1月まで追悼延長
バーミンガム博物館・美術館で開催中の「Ozzy Osbourne (1948-2025): Working Class Hero」展覧会が、ファンからの圧倒的な支持を受けて2026年1月18日(日)まで延長されることが発表されました。当初9月28日までの予定だった無料展示は、オジー・オズボーンの死後追悼展示として96,000人を超える来場者を記録しています。
展覧会延長の背景と来場者数の驚異的な伸び

バーミンガム博物館・美術館の共同最高経営責任者であるザック・メンサー氏とサラ・ワジッド氏は、展覧会への反響について「これまでの一般公衆からの反応は圧倒的で、バーミンガムやその他の地域からのオジーへの愛情と敬愛を示している」と述べました。
6月25日のオープン以来、博物館には96,000人を超える来場者が訪れており、この数字は同館の通常展示と比較しても異例の高さとなっています。展覧会は当初、ブラック・サバスのヴィラ・パークでのフェアウェル・コンサート(7月5日)に合わせて企画されていましたが、オジーの7月22日の逝去により追悼展示としての性格も帯びることとなりました。
オズボーン家の支援により展覧会の継続が決定され、シャロン・オズボーンをはじめとする遺族への感謝の意が博物館関係者から表明されています。展覧会は2026年1月18日(日)まで延長され、より多くのファンが訪問できるよう配慮されています。
「Working Class Hero」展覧会の展示内容詳細

この無料展覧会では、オジー・オズボーンのソロキャリアと世界的な功績に焦点を当てた展示が行われています。Central BID Birmingham(バーミンガム市中心部の小売・レジャー・ホスピタリティ事業を支援するビジネス改善地区組織)との共同による展示内容は、オジーの最も権威ある国際的な栄誉を包括的に紹介しています。
展示の目玉となっているのは以下の貴重なコレクションです:

- グラミー賞のトロフィー3点
- ロックの殿堂入り記念品
- MTVアワード各種
- ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームとバーミンガム・ウォーク・オブ・スターズの星型記念品
- プラチナ・ゴールドディスクのコレクション(世界中での数百万枚のレコード売上を証明)
さらに写真と映像資料を通じて、“アストンの労働階級出身の少年”から“世界で最も認知度の高いロック・レジェンド”への軌跡が詳細に紹介されています。展覧会は博物館の特別展示室で開催されており、360度インタラクティブ写真による バーチャルツアーも公式サイトで提供されています。
追悼展示としての意義と市民弔問帳の設置

オジー・オズボーンの7月22日の逝去を受けて、バーミンガム博物館・美術館では展覧会と併せて市民弔問帳を設置。この弔問帳は8月3日(日)に閉鎖され、オズボーン家に贈呈されることとなっています。
展覧会の企画・スポンサーを務めるCentral BIDの会長サム・ワトソン氏は「この展覧会により、ファンは自分の出身地を決して忘れなかった人物の人生と遺産とつながる機会を得られる」と語りました。オジーの死後、この展覧会はバーミンガム市民にとって彼への敬意を表する重要な場となっており、地元出身の世界的ロックスターへの誇りと愛着を示す象徴的存在となっています。
博物館内では、来場者が記念品を寄贈することも可能で、特別なオジー関連アイテムの寄贈については館内のピンクのストラップを着用したスタッフへの相談が推奨されています。ただし、館内への花束の持ち込みは禁止されており、敷地内に放置された物品は処分される可能性があることが注意喚起されています。
バーミンガムにおけるブラック・サバス遺産の継承

この展覧会は、バーミンガムというブラック・サバス発祥の地での開催に大きな意味を持っています。1968年に結成されたブラック・サバスは、オジー・オズボーン、テリー“ギーザー”バトラー、トニー・アイオミ、ビル・ワードの4人により、バーミンガムからわずか2マイル離れた場所で50年以上前に初めて演奏を行った歴史があります。
バンドは最近、バーミンガム市から「Freedom of the City」(英国の伝統的な名誉制度で、中世から続く歴史ある表彰)を授与されており、これは市への卓越したサービスを認める最高の栄誉とされています。この表彰は、「ウォー・ピッグス」や「パラノイド」などの代表曲で知られるバンドの地元への貢献が公式に認められたことを意味しています。
展覧会会場周辺では、120フィート(36.5m)の巨大壁画も設置されており、ブラック・サバスのオリジナル4人のメンバー全員が描かれています。この壁画はアーティストMr Muralsの手によるもので、セントラル駅近くのNavigation Streetに位置し、“サバス・セルフィーの完璧な場所”として親しまれています。
開館時間とアクセス情報

「Ozzy Osbourne: Working Class Hero」展覧会は、バーミンガム博物館・美術館(Chamberlain Square, Birmingham, B3 3DH)で開催中。開館時間は8月中は毎日10時から17時まで、9月以降は水曜日から日曜日の10時から17時となります。
入場は完全無料で、事前予約も不要。最終入場時間は16時45分で、館内のティールームは10時から16時まで営業しています。
また、博物館では展覧会オフィシャルプリント「Ozzy Takes BMAG」の事前注文も受け付けており、その他のオジー・オズボーン関連グッズの販売も行われています。
英国ロック文化の象徴として世界に発信される展覧会の価値

この展覧会延長決定は、オジー・オズボーンという個人を超えて、英国が世界に誇るロック文化の象徴的存在としての価値を再確認させるものとなっています。バーミンガムという工業都市から生まれたヘヴィ・メタルの先駆者が、いかにして世界的な音楽アイコンとなったかを包括的に展示することで、英国音楽史の重要な一頁を後世に伝える貴重な機会となりました。
シャロン・オズボーンは展覧会開催時に「オジーは人生のスタート地点に関係なく、情熱と決意、そして少しの狂気があれば、特別な成果を達成できることを体現している」と述べており、この言葉は多くの若い世代への希望を与える言葉として受け止められています。
96,000人を超える来場者数は、現代においてもロック・レジェンドへの敬愛が色褪せていないことを証明しており、特に地元バーミンガムの人々にとってオジーが“真のバーミー(バーミンガム出身者)のアイコン”として愛され続けていることを示しています。
2026年1月18日(日)まで延長された展覧会は、世界中のロックファンにとって巡礼地的な存在となり、英国の文化的影響力を世界に発信する重要な役割を果たすことになるはずです。
Link
https://www.birminghammuseums.org.uk/birmingham-museum-and-art-gallery
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