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【2023年最新版】女王陛下が愛したバルモラル城への旅。レンタカーで1時間で到着!
2022年9月8日、エリザベス2世女王陛下が崩御されました。お亡くなりになったのはスコットランドのアバディーンシャーにあるバルモラル城。王室一家が毎年夏の避暑地として過ごされる場所で、冬の避寒地であるサンドリンガム・ハウスと同様に女王陛下の私邸でした。
女王陛下が長年愛し、最後を過ごされたバルモラル城とはどんなところなのか。崩御された2か月後の2022年11月、バルモラル城を訪れました。
エディンバラからアバディーンへ
訪れる前日はエディンバラに滞在していたので、エディンバラから電車でアバディーンまで向かうことに。
滞在していたヴァージン・ホテルで朝食をあわただしく食べて、8時に出発。エディンバラ・ウェイヴァリー駅へ。
当初、アバディーンの駅からバスでバルモラル城まで向かうことを検討していましたが、片道4時間近くかかることがわかり断念。
8時30分発、11時5分アバディーン着のスコット・レイルで一路北を目指すことに。
駅の構内はマークス&スペンサーやプレタ・マンジェ、コスタコーヒーなどがありますので、朝食やお茶を買って電車に乗り込むこともできます。
おなじみのミールディール。サンドウィッチなどのメイン、クリスプスなどのスナック、そしてドリンクを組み合わせて選ぶお得なセットです。
スコットランドの“命の水”「IRN BRU」。
アバディーン駅の改札はQRコード未対応のため、予約した紙の乗車券を発行します。
エディンバラ・ウェイヴァリー駅の待合所。
英国の電車は自転車を持ち込むスペースがある車両もよく見られます。
大きなテーブルがある座席に座れたのでPCで作業。電源も各座席に用意されています。海沿いの美しい景色を眺めたりしていると、あっという間に到着。
アバディーン駅に到着したタイミングで、レンタカー店に電話して迎えに来てくれるようにお願いしました。
駅を出て道路を挟んだ向かい側のステーション・ホテル前でピックアップするので、そこで待っててということなので、ステーション・ホテルに向かいます。
ステーション・ホテルは駅の向かい側にありました。
レンタカーについて
新型コロナウイルス前までは駅前のレンタカー店が営業していましたが、2023年2月現在も閉鎖中のようです。
今回使用したレンタカー店も駅から歩くのは大変で、送迎をお願いしました。
また、アバディーン空港にはレンタカー店が多いので、バルモラル城へ向かわれる際はアバディーン空港を起点とされることをおすすめします。
送迎の車で走ること7、8分でレンタカー店に到着。日本でレンタカーする際と同じようなやり取りのあと、トヨタの車でバルモラル城へ向けて出発!
アバディーン市内を抜けると、カントリーサイドののんびりした風景が広がります。ナビに従って進むと工事で迂回というハプニングもあったりしましたが、だいたい1時間ほどでバルモラル城の駐車場に到着しました。
駐車料金は一律5ポンド。ビジターセンター横の機械で支払います。
ビジターセンター。
駐車場の横手にバスの停留所もありました。
ロイヤル・ディーサイドで知られるディー川を渡って、バルモラル城のエントランスへ。
1856年に架橋されたと記されていました。
清らかな流れのディー川。
川を渡るとバルモラル城のエントランスが見えてきました。
女王陛下が亡くなられてからしばらくは水曜日と日曜日に限り、公開されていたバルモラル城。城内の見学ツアーなどは行われず、敷地内を巡り、外からお城を眺めるだけに限定されていましたが、この日もたくさんの人が女王陛下を偲んで訪れていました。
エントランスを抜け、森の木立ちの中を歩いていきます。雨上がりだったこともあって、とてもフレッシュな空気に包まれていました。
しばらく歩くと、お土産を販売するショップが見えてきました。お城まではもうすぐです。
ついにお城に到着! イメージしていたよりもこぢんまりとしていましたが、その慎ましい姿が女王陛下の人となりを表しているようでもありました。
バルモラル城は1390年に建設され、ヴィクトリア女王陛下とアルバート王配殿下がこの地に滞在して大変気に入り、1852年に購入されました。
1856年に新しい建物も完成したバルモラルで、ヴィクトリア女王陛下夫妻は子どもたちとピクニックをしたり、敷地内や郊外を散策したりされたそうです。
そうした水入らずのプライヴェートな時間を、その後のロイヤル・ファミリーも大切にされ、エリザベス2世女王陛下とフィリップ王配殿下もこの地を愛されました。
ディー川へと続く遊歩道。
お城のそばにはカフェテリアがあり、バルモラル城オリジナルの紅茶をいただきました。
カフェの壁には女王陛下、殿下のお写真がたくさん飾られていました。バルモラル城でお過ごしになられている際の写真の柔らかな表情が印象深かったです。
こちらはお土産を扱うショップ。重厚なつくりです。
店内はクリスマスムード一色でした。たくさんのロイヤルグッズが所狭しと並べられています。
パディントンやコーギーのぬいぐるみも。
チャールズ3世国王陛下のグッズも販売されていました。
お城を後にして、すぐ近くの「The Highlanders Bakehouse」へ。平日の夕方前でしたが、たくさんの観光客でにぎわっていました。
店内で食べることもできますが、レンタカーの返却時間を考慮して持ち帰りにしました。
どれも素朴な感じで、ヴォリュームのあるパンやスコーン。
レンタカー店からは16時30分までに戻ってくれば、アバディーン駅まで送っていきますと言われていたので、大急ぎで戻ることに。
アバディーン駅まで帰ってきたら、もうとっぷりと日が暮れていました。
アバディーンはBREWDOG発祥の地ということをご存知でしたか? BREWDOGが経営するホテルもアバディーンにありましたが、この日は満室ということでエディンバラに戻ることに。
おすすめのフルーティなビールをいただきながら、18時17分発リーズ行き列車の発車時刻を待ちます。
入線してきたのは、日立製作所が製造した「AZUMA」。ちょっと誇らしい気分で乗車です。
車内も広々としていて快適です。
「The Highlanders Bakehouse」で持ち帰りにしたスコーン。こぶし大もあって食べごたえ十分でした。
20時50分にエディンバラ・ウェイバリー駅に到着。今回は日帰りの強行軍でしたが、バルモラル城に行かれる際はアバディーン空港でレンタカーを借りて、アバディーン駅周辺で一泊されることをおすすめします。
協力 : 英国政府観光庁
Link
https://www.balmoralcastle.com/
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