【2026年開園予定】エリザベス女王2世陛下の生涯を称えるリージェンツ・パークの新庭園

リージェンツ・パーク

ロンドンのリージェンツ・パークに、故エリザベス女王2世陛下の生涯を記念する新しい庭園が造られます。この庭園は、自然にやさしく、生物多様性に富み、気候変動に強いデザインとなっています。開園予定は2026年で、女王陛下の100歳の誕生日に合わせます。

リージェンツ・パークに新しい庭園が誕生

リージェンツ・パーク

Image : HTA Design

女王陛下の生涯を記念する新しい庭園は、以前は一般の人が立ち入ることができなかった植物の苗床だった場所を、自然に大きな恩恵をもたらす2エーカーの静かな庭園に生まれ変わらせます。開園予定は2026年で、故女王の100歳の誕生日に合わせます。

庭園のデザインと植物の選択

リージェンツ・パーク

Image : HTA Design

提案されている新しい庭園には、パーゴラや、使われなくなった給水塔をアクセス可能な展望台に改造し、高台からの眺望を提供するなどの一連の構造が組み込まれます。また、女王陛下の生涯にとって重要な植物が植えられます。例えば、女王陛下が愛されたバラや、即位された年に命名されたエリザベス・オブ・グラモアという品種のツツジなどです。庭園の中央を通るまっすぐな道は、「故女王の揺るぎない忠誠と奉仕」を表しています。

この新しい公共スペースは、新しい池や湿地帯、樹木、生垣、牧草地といった形で生物多様性を大幅に向上させます。庭園のデザインに不可欠なのは、英国の気候の変化に適応できる草木の選択です。例えば、乾燥に強い植物や、熱波に耐えられる植物などが選ばれます。また、庭園には、野生生物を惹きつける花や果実、種子などを提供する植物も多く含まれます。

サステイナビリティと再利用

リージェンツ・パーク

Image : HTA Design

サステイナビリティは設計へのアプローチの根底にあり、王立公園を管理するロイヤル・パークス(The Royal Parks)は、砕いたコンクリート、レンガ、鉄骨など、かなりの量の解体資材を新しい庭園で再利用することを目指しています。土壌科学のコンサルタント会社であるティム・オヘア・アソシエイツは、現場の解体資材から培地を作るためにチームと協力。公園のデザインを手がけるHTAデザインのサステナブル・フューチャーズ・チームは、BREEAMインフラ・アセスメント、ライフサイクル全体炭素アセスメント、新ガーデンのサーキュラー・エコノミー原則の設定など、包括的なサステナビリティ・コンサルティングを提供しています。

開園時期と場所

 

リージェンツ・パーク

Image : HTA Design

工事は今年後半に開始され、2026年(故女王の100歳の誕生日にあたる年)までに完成する予定です。庭園は、リージェンツ・パークの東側、ブロードウォークのエスプレッソバーの裏手に位置します。一般の人が自由に入れるようになるのは、2026年の夏ごろになると見られます。

Link

https://www.royalparks.org.uk/

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