英国政府観光庁、インドで大規模商談会を開催:映画・ドラマロケ地を活用した観光促進を2025年初頭始動

Selfridges at Christmas, Oxford Street, London, England, United Kingdom, Europe

英国政府観光庁は、2024年11月20日(水)から22日(金)までインドのベンガルールで大規模な国際観光商談会「デスティネーション・ブリテン 中東&アジア」を開催。日本を含むアジアやGCC諸国からのバイヤーを招き、英国各地の観光業者との商談を通じて、魅力的な観光商品や最新の体験を紹介し、訪英旅行の促進を図ります。




「Showcase GREAT Britain」商談会の概要

英国政府観光庁は、2024年11月20日から22日にかけて、インドのベンガルールで大規模な国際観光商談会「デスティネーション・ブリテン 中東&アジア」を開催します。この商談会には、日本、GCC諸国(UAE、サウジアラビア、オマーン、バーレーン、カタール、クウェートの6か国)、インド、韓国から70名以上のバイヤーが招かれ、英国各地から集まった観光業者と直接商談を行います。

商談会の目的と期待される効果

この商談会の主な目的は、英国の観光産業におけるビジネスと貿易を活性化することです。参加者は、数百件の1対1のビジネスミーティングを通じて、英国の魅力的な観光商品や最新の観光体験について理解を深めることができます。これにより、旅行プランの幅が広がり、地域経済への観光支出の促進が期待されています。

英国観光大臣のコメント

クリス・フィリップス観光大臣は、次のようにコメントしています:

    英国を世界で最も訪れたい国と位置づけ、さらなる海外投資を呼び込むことを目指しています。今回のインドでの商談会は、英国の観光産業におけるビジネスと貿易を活性化するための最新の取り組みです。ウェールズの壮大な城やイングランドの歴史ある邸宅、マンチェスターでの熱狂的なフットボール観戦、リヴァプールでの圧巻のライヴ音楽体験など、英国を訪れ、投資したくなる理由は無限に広がっています。

パトリシア・イェーツCEOのコメント

VisitBritain VisitEngland CEO Patricia Yates_mandatory credit is Rachel Adams The Times News Licensing

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インドへの貿易使節団を率いる英国政府観光庁のCEO、パトリシア・イェーツは次のようにコメントしています:

    この大規模な商談会は、アジアやGCCといった非常に重要かつ価値の高い市場と英国の観光業者を結びつけ、英国各地の素晴らしい観光商品や体験にスポットライトを当て、国際市場での販売を促進することを目的としています。

    観光商品や訪問地に関する知識を深めることで、旅行プランが多様化し、地方の玄関口を通じて英国全土を訪れる機会が広がります。これにより、観光支出の恩恵を英国全土に行き渡らせることができます。

    今回の商談会に参加する英国側の規模の大きさは、観光業者がこれらの市場でビジネスを展開することへの意欲と、海外旅行を後押しする動機やトレンドについて直接バイヤーから学ぶことへの関心の高さを示しています。温かいおもてなしとともに、今こそ英国旅行を予約する絶好のタイミングである理由を存分にお伝えできることを楽しみにしています。

「Starring GREAT Britain」キャンペーン

View to Buckingham Palace from the Mall showing Union Jack flags

2025年初頭から開始予定の国際的な「Starring GREAT Britain」キャンペーンでは、映画やテレビ番組のロケ地を活用した観光促進を行います。英国政府観光庁の調査によると、英国への旅行を検討している旅行者の90%が、映画やテレビ番組のロケ地訪問に興味を持っていることが分かっています。



地方観光の促進

visit britain

英国政府観光庁は、ロンドンだけでなく英国全土への観光を促進することを目指しています。ウェールズ政府観光局、カンブリア観光局、マーケティング・マンチェスター、ニューキャッスル・ゲーツヘッド・イニシアティブ、Visit West(西部観光局)、ウェスト・ミッドランズ・グロース・カンパニーなどの観光局も商談会に参加し、それぞれの地域で体験できる商品やアクティヴィティを紹介します。

日本人旅行者の動向と英国観光の未来

Close up view of Big Ben in London on a bright sunny day.

英国政府観光庁の最新予測によると、日本からの訪問者による2024年の消費額は3億4,900万ポンドで、2023年比43%増(2019年の94%)となる見込みです。訪問者数は33万8,000人で、2023年比50%増(2019年の87%)と予測されています。

英国政府観光庁の調査では、日本からの航空路線および座席供給量の回復が続いており、航空券の予約も増加しています。2026年までに日本からの訪問者数が2019年の水準に戻り、2025年には支出も回復する見込みです。

また、英国への渡航を検討している日本人旅行者の70%が、旅行中に映画やテレビドラマのロケ地を訪れることに興味を持っていることが分かりました。



英国政府観光庁が開催する「デスティネーション・ブリテン 中東&アジア」商談会は、日本を含むアジア市場からの観光客誘致に向けた重要な取り組みです。2025年初頭から始まる「Starring GREAT Britain」キャンペーンや地方観光の促進など、多様な魅力を持つ英国の観光産業の未来が期待されます。日本人旅行者の回復傾向と高い関心を背景に、より魅力的で多様な観光体験の提供が今後も進められるでしょう。

Photo : © Alamy / Robert Harding / Mark Mawson

 

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https://www.visitbritain.com/

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