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クイーン・エリザベスが3年ぶりに日本寄港、2028年横浜・長崎・鹿児島へ
英国のラグジュアリー・クルーズ会社キュナードは、2027年10月から2028年5月出航の新クルーズを発表し、クイーン・エリザベスが3年ぶりに日本へ寄港することが決定しました。2028年3月には横浜・長崎・鹿児島の3港に寄港し、横浜での乗船または下船も可能な区間クルーズも設定されます。予約は2025年11月11日(月)23時からキュナード・ワールドクラブメンバー向けに開始され、一般向けには11月12日(火)23時から受付を開始します。
2025年春以来3年ぶりの日本寄港が実現

キュナードは2025年春にクイーン・エリザベスによる日本発着クルーズを実施し、横浜大黒ふ頭を拠点に6本のクルーズを運航しました。しかし2025年春を最後に日本発着クルーズは一時休止となり、今回の2028年の寄港は3年ぶりの日本帰還となります。日本への寄港は世界的に人気が高く、クイーン・エリザベスの初代は1975年に横浜港へ初寄港し、港を大きな熱狂に包みました。今回の再寄港は英国ラグジュアリー・クルーズの存在感を日本市場で再び示す機会となります。
2028年のクイーン・エリザベスは、10年ぶりとなるワールド・ボヤージの一環として日本へ寄港します。2028年1月18日(火)に英国のサウサンプトンを出航し、113泊約4か月かけて東回りルートで世界を巡る航海の途中、2028年3月に日本の横浜・長崎・鹿児島の3港へ立ち寄ります。横浜では一泊停泊を予定しており、寄港地の文化や風景をゆっくり味わえる旅程となっています。
横浜で乗船・下船できる区間クルーズも設定
注目すべきは、横浜での乗船または下船が可能な区間クルーズの設定です。フルワールド・ボヤージに加え、5泊から67泊までの多様な区間クルーズが用意されており、日本から乗船または日本で下船するチャンスが実現します。横浜を含む主な区間クルーズには、シンガポールから横浜まで13泊(Q804D、2028年2月25日(金)~3月9日(木))、香港から横浜まで8泊(Q805、2028年3月1日(水)~3月9日(木))、横浜からシドニーまで16泊(Q806、2028年3月9日(木)~3月25日(土))、横浜からロサンゼルスまで36泊(Q806A、2028年3月9日(木)~4月13日(木))などがあります。
横浜で乗船または下船が可能な主な区間クルーズは以下のとおりです。
航路 泊数 クルーズ番号 出航日 帰港日 シンガポール~横浜 13泊 Q804D 2028年2月25日(金) 2028年3月9日(木) 香港~横浜 8泊 Q805 2028年3月1日(水) 2028年3月9日(木) 横浜~シドニー 16泊 Q806 2028年3月9日(木) 2028年3月25日(土) 横浜~ロサンゼルス 36泊 Q806A 2028年3月9日(木) 2028年4月13日(木)
※スケジュールや寄港地は変更になる場合があります。
日本を含むクルーズは世界中のゲストから人気が高まっており、限られた客室が早期に完売する傾向があります。横浜港は2023年にクルーズ船寄港回数で9年ぶりに全国1位となり、外国船・国内船合わせて171回の寄港を記録しました。2024年の訪日クルーズ客数は143.8万人に達し、国土交通省は2025年には250万人を目標としています。こうした状況下で、キュナードの日本寄港再開は日本のクルーズ市場にとって大きな意味を持ちます。
10年ぶりワールド・ボヤージの全貌

クイーン・エリザベスは2028年1月18日(火)に英国サウサンプトンを出航し、アフリカ、中東、東南アジア、日本、南半球、ハワイ、メキシコを経てパナマ運河を通過し、2028年5月9日(火)にサウサンプトンに帰港する113泊の壮大な航海を実施します。ケープタウン、ポートエリザベス、シンガポール、香港、横浜、シドニー、ホノルルでは一泊停泊を実施し、寄港地の魅力をじっくり楽しめる行程となっています。
キュナードは1840年創業の老舗クルーズラインで、大西洋横断と世界一周クルーズのパイオニアとして知られています。現在はクイーン・メリー2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、クイーン・アンの4隻を運航しており、4隻同時運航は1999年以来となります。クイーン・エリザベスは2010年に就航した3代目で、総トン数90,900トン、乗客定員2,081名の中型ラグジュアリー船です。
日本市場におけるキュナードの歴史と意義

クイーン・エリザベス初代は1975年に日本へ初寄港し、横浜港を大きな熱狂に包みました。以来、キュナードは日本市場で高級クルーズブランドとしての地位を確立。2025年春には横浜大黒ふ頭を拠点に日本発着クルーズを実施しましたが、その後は一時休止となっていました。2028年の再寄港は、日本の港湾都市にとっても観光振興や地域経済活性化の好機となります。
パンデミック後の世界的なクルーズ市場回復が続く中、日本への寄港需要も高まっています。横浜港は2024年に外国船・国内船合わせて69回の寄港を記録し、博多港や那覇港に次ぐ寄港回数を維持しています。アジア太平洋地域ではクルーズ需要が拡大しており、日本市場は重要な位置を占めています。キュナードの日本寄港再開は、英国ラグジュアリー・クルーズの伝統を日本で再び体験できる貴重な機会といえます。
予約開始と早期予約特典

予約はキュナード・ワールドクラブメンバー向けに2025年11月11日(月)23時から、一般向けには11月12日(火)23時から受付を開始。2026年10月1日(木)15時59分までに予約すると、早期予約特典が適用されます。84泊以上のフルワールド・ボヤージでは、ホテル・ダイニングサービス料込み、シャンパン・ブレックファースト1回、1室あたり最大800米ドルのオンボード・クレジットなどが含まれます。7泊から83泊までのクルーズにも同様の特典が用意されています。
船上ではミシュラン2つ星シェフとのパートナーシップによる洗練された食事、厳選されたエンターテイメント、ゲスト・スピーカーによる講演、世界的な演劇作品など、細部まで行き届いたホワイトスター・サービスを体験できます。詳細な航路情報や予約はキュナード公式サイトで確認できます。
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