マンチェスター・ユナイテッド、新スタジアム建設を正式発表！10万人収容で地域再開発を推進

マンチェスター・ユナイテッドは2025年3月11日（火）、マンチェスター市オールド・トラッフォード地区に10万人収容の新スタジアム建設計画を正式に発表しました。2028年完成を目指し、地域再開発による経済効果や雇用創出を目的にプロジェクトが進められます。

新スタジアム計画の概要と特徴

英国最大級となる10万人収容の新スタジアム

 

マンチェスター・ユナイテッドが発表した新スタジアムは、現在の本拠地オールド・トラッフォードに隣接するエリアに建設されます。1910年に開場した現在のスタジアムは老朽化が進み、世界最高水準の設備を備えた施設への移行が決定しました。

世界的建築家ノーマン・フォスター氏による革新的なデザイン

 

新スタジアムの設計は、英国を代表する建築家のひとりで世界的に著名なノーマン・フォスター氏率いるFoster＋Partnersが担当。高さ200メートルのマスト「トライデント」が象徴的なランドマークとなり、エネルギーや雨水を収集する巨大な屋根構造も整備されます。また、新たな公共広場はロンドンのトラファルガー広場の約2倍という広大さです。

マンチェスター地域への経済波及効果と雇用創出

年間約1兆3,800億円規模の経済効果が期待される

 

新スタジアムと周辺地区再開発プロジェクトは、マンチェスター市のみならず英国全体にも大きな経済効果をもたらすと予測されています。年間73億ポンド（約1兆3,800億円）の経済効果が見込まれています。

9万2,000人分の雇用創出と1万7,000戸以上の住宅整備も計画

 

このプロジェクトでは、9万2,000人分もの新規雇用創出が予測されています。また、地域再開発として周辺エリアには1万7,000戸以上の住宅整備も予定されており、マンチェスター市全体の活性化につながることが期待されています。

地域住民やファンとの対話を重視したプロジェクト推進

マンチェスター・ユナイテッドCEOオマール・ベラーダ氏は、「私たちはファンや地元住民との意見交換を丁寧に行いながら最終決定へ向けて進めていきます」と述べています。クラブとして、地域住民やサポーターとの協議を重視し、地域社会との連携を図りながら慎重に計画を進める姿勢です。

観光地としても注目される新たなマンチェスター市

年間180万人訪問者増加で観光振興にも期待

 

新スタジアム完成後は年間180万人もの訪問者増加が予測されています。これにより、マンチェスター市全体への観光効果も高まる見込みです。

公共交通機関や周辺環境整備も同時進行で実施

 

新スタジアム周辺には公共交通機関アクセス向上や歩行者中心の街づくりなど、周辺環境整備も同時に進められます。持続可能で魅力的な都市空間として注目されそうです。

クラブOBサー・アレックス・ファーガソン氏も歓迎コメントを発表

クラブ史上最も成功した監督であるサー・アレックス・ファーガソン氏も今回の計画について歓迎しています。「マンチェスター・ユナイテッドは常に最高を目指すべきです。オールド・トラッフォードには個人的にも特別な思い出がありますが、この機会を勇気を持って掴み、新しい歴史を作っていくべきです」と述べました。

マンチェスター市全体への波及効果にも注目

今回発表されたマンチェスター・ユナイテッドの新スタジアム計画は、単なるスポーツ施設建設という枠組みを超え、マンチェスター市全体への経済的および社会的影響にも大きく寄与することになります。今後もプロジェクトの進展から目が離せません。

 

Link

https://www.manutd.com/en